「今の仕事をこのまま続けていていいのかな?」
「将来のために何か資格を取ったほうがいい?」
「未経験の分野に転職したいけれど、自分に何ができるのか分からない……」
20代になると、仕事に慣れてくる一方で、自分の将来やキャリアについて悩むことが増えてきます。
同期が昇進したり、転職して新しい仕事に挑戦したりする姿を見ると、自分も何か始めなければと焦ってしまうこともありますよね。
そんなときにおすすめしたいのが、資格取得を通じたスキルアップです。
資格を取得すれば、必ず転職や昇給が成功するわけではありません。しかし、新しい知識を身につけたり、自分の得意分野を見つけたりするきっかけになります。
特に20代は、これからのキャリアを考えるうえで、学び直しを始めやすい時期です。
この記事では、20代におすすめの資格7選を紹介します。
未経験から転職を目指す人、今の仕事でスキルアップしたい人、将来のために準備したい人に向けて、それぞれの資格の特徴や選び方を分かりやすく解説します。
自分に合った資格を見つける参考にしてください。
20代が資格を取得するメリットとは?

資格取得というと、転職や昇進のために必要なものというイメージがあるかもしれません。
しかし、20代で資格を取得するメリットは、それだけではありません。
まずは、資格取得によって得られる3つのメリットを紹介します。
1. 自分の知識やスキルを客観的に示せる
仕事で努力していても、自分がどの程度の知識やスキルを持っているのか、周囲に伝えるのは難しいことがあります。
資格は、一定の知識や技能を身につけたことを示す材料のひとつです。
例えば、簿記を取得すれば会計や経理の基礎知識を学んだことを示せますし、MOSならWordやExcelなどの操作スキルを証明する材料になります。
特に未経験の分野に挑戦したい場合、資格取得に向けて勉強した経験は、学習意欲を伝えるきっかけにもなります。
2. 転職やキャリアチェンジの選択肢が広がる
20代は、これからどのような仕事をしていきたいのかを考える時期でもあります。
今の仕事にやりがいを感じられない場合や、別の業界に興味がある場合は、新しい知識を身につけることが選択肢を広げるきっかけになります。
例えば、
- 経理や事務職に興味があるなら簿記やMOS
- IT業界に興味があるならITパスポート
- 不動産業界に興味があるなら宅地建物取引士
- 金融や保険に興味があるならFP
というように、目指す仕事に合わせて学ぶ資格を選べます。
ただし、資格だけで未経験転職が保証されるわけではありません。実務経験やコミュニケーション能力なども含めて、自分の強みを育てていくことが大切です。
3. 自分に自信を持つきっかけになる
仕事で失敗が続いたり、周囲と比べて落ち込んだりすると、自分に自信が持てなくなることがあります。
そんなとき、資格取得という目標を持つことは、自分を前向きにするきっかけになります。
最初は分からなかった問題が解けるようになる。毎日少しずつ勉強を続けられる。試験に合格して目標を達成できる。
こうした経験は、自分自身の成長を実感することにつながります。
資格取得は、誰かに認めてもらうためだけではなく、自分の可能性を広げるための挑戦でもあるのです。
20代におすすめの資格7選

ここからは、20代のキャリアアップやスキルアップにおすすめの資格を7つ紹介します。
それぞれ役立つ仕事や学習する内容が異なるため、自分の興味や将来の目標に合わせて選んでみてください。
| 資格 | 主な目的 | 難易度の目安 |
| 日商簿記3級 | 経理・会計 | 基礎 |
| FP3級 | お金の知識 | 基礎 |
| MOS | PCスキル | 基礎~実務 |
| ITパスポート | ITの基礎 | 基礎~中級 |
| 宅建士 | 不動産業界 | 中級 |
| 秘書検定2級 | ビジネスマナー | 基礎~中級 |
| 登録販売者 | 医薬品販売 | 中級 |
※難易度は学習範囲や専門性を踏まえた一般的な目安です。実際の難しさは、これまでの学習経験や知識によって異なります。
1. 日商簿記|経理・事務・ビジネスの基礎知識を身につけたい人
日商簿記は、企業のお金の流れや経営活動を記録・管理するための知識を学ぶ資格です。
経理や会計の仕事を目指す人はもちろん、一般企業で働く人にも役立つ知識を身につけられます。
こんな人におすすめ
- 経理や会計の仕事に興味がある
- 数字に強くなりたい
- 事務職への転職を考えている
- 会社のお金の流れを理解したい
初めて簿記を学ぶなら、まずは3級から挑戦するのがおすすめです。
基本的な仕訳や帳簿の仕組みを理解することで、経理や会計の基礎を学べます。
さらに専門性を高めたい場合は、2級へのステップアップも考えられます。
20代のキャリアへの活かし方
簿記の知識は、経理だけでなく、営業や企画など幅広い仕事で役立つ可能性があります。
会社の数字を理解できるようになると、仕事の見方も変わってくるでしょう。
2. ファイナンシャルプランナー(FP)|お金の知識を身につけたい人
FPは、暮らしや人生設計に関わるお金の知識を学ぶ資格です。
税金、保険、年金、資産運用、不動産など、日常生活にも関係する幅広い分野を学習します。
こんな人におすすめ
- お金の知識を身につけたい
- 金融や保険業界に興味がある
- 将来の生活設計について考えたい
- 家計管理や資産形成について学びたい
FPの魅力は、仕事だけでなく、自分自身の生活にも学んだ知識を活かしやすいことです。
例えば、保険の仕組みや税金、年金について理解できるようになると、将来の生活設計を考える際にも役立ちます。
まずはFP3級から学び、さらに専門的な知識を身につけたい場合は2級を目指す方法があります。
20代のキャリアへの活かし方
金融機関や保険会社、不動産関連の仕事などで知識を活かせる可能性があります。
また、将来のライフプランを考えるきっかけにもなる資格です。
3. MOS|パソコンスキルを高めたい人
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、WordやExcelなどのMicrosoft Office製品の操作スキルを証明する資格です。
事務職や営業職など、パソコンを使う仕事を目指す人におすすめです。
こんな人におすすめ
- パソコン操作に自信がない
- 事務職への転職を考えている
- ExcelやWordを使いこなしたい
- 仕事の効率を上げたい
例えば、Excelの操作を覚えることで、データ入力や表計算、資料作成などを効率的に進められるようになります。
普段の仕事でパソコンを使っていても、自己流の操作になっていることは少なくありません。
基本から学び直すことで、作業の正確性や効率を高めるきっかけになります。
20代のキャリアへの活かし方
一般事務、営業事務、総務など、パソコンを使う職種で役立つスキルです。
資格の取得だけでなく、実際にExcelやWordを使って仕事に活かせるようになることを目標にしましょう。
4. ITパスポート|ITの基礎知識を身につけたい人
ITパスポートは、ITに関する基礎知識を証明する国家試験です。
IT技術だけでなく、経営や情報セキュリティ、企業活動など幅広い分野について学習します。
こんな人におすすめ
- IT業界に興味がある
- デジタル分野の知識を身につけたい
- IT用語に苦手意識がある
- これからの仕事に役立つIT知識を学びたい
現在は多くの職場でパソコンやインターネット、業務システムなどが利用されています。
そのため、ITの基礎知識を理解しておくことは、さまざまな仕事で役立つ可能性があります。
ITエンジニアを目指す人だけでなく、一般企業で働く人にもおすすめできる資格です。
20代のキャリアへの活かし方
IT関連の仕事を目指すための基礎固めや、現在の仕事でデジタル知識を活用するための学習に役立ちます。
5. 宅地建物取引士(宅建士)|不動産業界を目指したい人
宅地建物取引士は、不動産取引に関する専門知識を証明する国家資格です。
不動産の売買や賃貸などに関わる仕事で活かせる資格として知られています。
こんな人におすすめ
- 不動産業界に興味がある
- 専門性の高い資格に挑戦したい
- 不動産営業や管理の仕事を目指したい
- 将来に向けて専門知識を身につけたい
宅建士の学習では、権利関係、宅建業法、法令上の制限など、不動産取引に関する幅広い知識を身につけます。
覚える内容が多いため、計画的に学習を進めることが大切です。
20代のキャリアへの活かし方
不動産会社や住宅関連企業などで、専門知識を活かせる可能性があります。
企業によっては資格手当の対象になる場合もあるため、就職や転職を考える際は募集要項を確認してみましょう。
6. 秘書検定|ビジネスマナーや対応力を高めたい人
秘書検定は、社会人として必要なビジネスマナーや言葉遣い、接遇、状況判断などを学ぶ資格です。
秘書を目指す人だけでなく、一般企業で働く人にも役立つ知識を身につけられます。
こんな人におすすめ
- ビジネスマナーに自信がない
- 人とのコミュニケーションを改善したい
- 接客や事務職に興味がある
- 社会人としての基礎力を高めたい
仕事では、知識や技術だけでなく、人との接し方も重要です。
電話対応や来客対応、敬語の使い方などを学ぶことで、職場でのコミュニケーションを見直すきっかけになります。
20代のキャリアへの活かし方
一般事務、受付、営業、接客など、人と関わる仕事で学んだ知識を活かせます。
社会人としての基礎を改めて学びたい人にもおすすめです。
7. 登録販売者|医薬品販売の専門知識を身につけたい人
登録販売者は、一般用医薬品のうち、第二類・第三類医薬品の販売に関わる専門資格です。
ドラッグストアや薬局などで働きたい人におすすめです。
こんな人におすすめ
- 医薬品や健康に関する知識を学びたい
- ドラッグストアで働きたい
- 専門性のある仕事に挑戦したい
- 接客と専門知識の両方を身につけたい
登録販売者の学習では、人体の仕組み、医薬品の特徴、副作用、適切な使用方法などについて学びます。
専門的な内容も多いため、基礎から順番に理解していくことが大切です。
20代のキャリアへの活かし方
ドラッグストアや薬局などで、一般用医薬品の販売に関する仕事に活かせる資格です。
医薬品販売の専門知識を身につけたい人や、接客経験を別の分野で活かしたい人にも向いています。
※登録販売者としての業務には、実務経験や研修などに関する制度上の要件があります。勤務先や都道府県の最新情報も確認しましょう。
20代はどの資格を選べばいい?目的別のおすすめ

ここまで7つの資格を紹介しましたが、すべてを取得する必要はありません。
大切なのは、自分が何を実現したいのかを考えて資格を選ぶことです。
目的別に整理すると、次のようになります。
| 目的 | おすすめ資格 |
| 経理・会計の仕事を目指す | 日商簿記 |
| お金の知識を身につけたい | FP |
| 事務職のスキルを高めたい | MOS |
| ITの基礎を学びたい | ITパスポート |
| 不動産業界を目指したい | 宅建士 |
| ビジネスマナーを身につけたい | 秘書検定 |
| 医薬品販売の仕事を目指したい | 登録販売者 |
迷ったときは、今の仕事に役立つ資格から始めるのもよいでしょう。
いきなり難しい資格に挑戦するよりも、自分の興味がある分野や、今後の仕事に関連する分野から学ぶ方が、目的を持って取り組みやすくなります。
20代が資格取得で失敗しないための3つのポイント

資格を取得したいと思っても、途中で勉強が続かなくなったり、取得した資格を活かせなかったりすることがあります。
せっかく時間とお金を使うなら、できるだけ自分の将来につながる学びにしたいですよね。
そこで、資格選びで意識したいポイントを3つ紹介します。
1. 資格を取る目的を明確にする
まず考えたいのは、なぜその資格を取りたいのかということです。
例えば、
- 今の仕事で役立つ知識を身につけたい
- 未経験の業界に転職したい
- 専門性を高めてキャリアアップしたい
- 自分に自信を持てるようになりたい
目的によって、選ぶ資格は変わります。
何となく人気だからという理由だけで選ぶと、勉強する意味が分からなくなってしまうこともあります。
資格を取得した後に、どのような自分になりたいのかを考えてみましょう。
2. 仕事と両立できる学習方法を選ぶ
社会人が資格取得を目指す場合、勉強時間を確保することが大きな課題になります。
残業や休日の予定などで、毎日決まった時間に勉強できないこともありますよね。
そのため、最初から無理な学習計画を立てるのはおすすめしません。
例えば、
- 平日は15分だけテキストを読む
- 通勤時間に問題を解く
- 休日に1週間分の復習をする
- 疲れている日は無理をせず休む
こうした小さな習慣から始めてみましょう。
勉強時間の長さよりも、自分の生活に合った方法を見つけることが大切です。
3. 独学が難しい場合は通信講座も検討する
資格の勉強を始めると、教材選びや学習計画に迷うことがあります。
特に初めて学ぶ分野の場合、何から勉強すればよいのか分からず、途中で挫折してしまうこともあります。
独学でコツコツ勉強する方法もありますが、仕事と両立しながら学習を続けることに不安を感じる人もいるでしょう。
そんなときは、通信講座を利用する方法もあります。
教材や学習カリキュラムが用意されている講座なら、学習の順番を考える負担を減らし、自分のペースで勉強を進めやすくなります。
もちろん、独学にも費用を抑えやすいなどのメリットがあります。自分の生活スタイルや予算、学習経験に合わせて、無理なく続けられる方法を選びましょう。
20代の資格取得におすすめの通信講座|生涯学習のユーキャン
「資格を取りたいけれど、独学で続けられるか不安」
「仕事が忙しくて、何から勉強すればよいか分からない」
そんな人におすすめしたい選択肢のひとつが、生涯学習のユーキャンです。
ユーキャンは、資格取得や実用的な知識の習得を目指せる通信教育サービスです。
法律・ビジネス、IT・パソコン、医療・保育など、幅広いジャンルの講座を取り扱っています。
ユーキャンの特徴1:目的に合わせて講座を選べる
ユーキャンでは、仕事やキャリアアップに役立つ資格講座を探すことができます。
今回紹介した資格の中にも、簿記、FP、MOS、宅建士、秘書検定、登録販売者など、ユーキャンで講座を取り扱っているものがあります。
資格取得を目指す人はもちろん、今の仕事に必要な知識を学び直したい人にも選択肢があります。
ユーキャンの特徴2:初めての資格取得にも取り組みやすい
資格の勉強では、専門用語や難しい内容に戸惑うことがあります。
ユーキャンは通信教育の教材を活用しながら、自分のペースで学習を進められるのが特徴です。
独学では学習の進め方に迷ってしまう人にとって、講座を利用するメリットのひとつといえるでしょう。
なお、教材や添削、質問対応などのサポート内容は講座ごとに異なります。
申し込み前に、自分が希望する講座の内容を確認しておきましょう。
ユーキャンの特徴3:仕事と勉強を両立するための選択肢になる
20代は仕事やプライベートが忙しく、まとまった勉強時間を確保できないこともあります。
通信講座なら、生活スタイルに合わせて学習計画を立てやすくなります。
例えば、平日は少しずつ教材を進め、休日に復習するなど、自分に合ったペースで取り組めます。
無理なく続けられる方法を選ぶことが、資格取得を目指すうえで大切です。
まずは自分に合った資格講座を探してみよう
資格取得を考えているなら、最初から申し込む必要はありません。
まずはどんな講座があるのか、どのくらいの費用や学習期間が必要なのかを確認してみましょう。
自分の興味や将来の目標に合った講座を見つけることが、学び直しの第一歩です。
生涯学習のユーキャン公式サイト
※受講料金、標準学習期間、サポート内容、開講状況は講座によって異なります。最新情報は公式サイトで確認してください。
資格取得は20代からのキャリアアップにつながる第一歩

20代は、これからの働き方や将来のキャリアについて考える機会が多い時期です。
今の仕事に満足していない人も、将来に不安を感じている人も、何かを変えたいと思ったときが新しいことを始めるタイミングかもしれません。
資格取得は、必ずしも転職や昇進のためだけのものではありません。
新しい知識を身につけることで、仕事の見方が変わったり、自分の得意分野を見つけたりすることもあります。
大切なのは、周囲と比べて焦るのではなく、自分が目指したい方向に向けて少しずつ行動することです。
今すぐ大きな目標を決めなくても大丈夫です。
まずは興味のある資格をひとつ調べてみる。教材を見てみる。1日15分だけ勉強してみる。
そんな小さな一歩から始めてみましょう。
自分の未来を変えるのは、誰かの評価ではなく、自分で選んだ行動の積み重ねです。
20代の今だからこそ、自分の可能性を広げるための学びに時間を使ってみませんか?
焦らず、自分のペースで一歩ずつ進んでいきましょう。
自分に合った資格や講座を探して、キャリアアップに向けた学び直しを始めてみましょう。
