朝、目が覚めた瞬間に思う。
「今日、仕事に行きたくない」
体調が悪いわけでも、はっきりした理由があるわけでもない。
ただ、会社のことを考えるだけで気持ちが重くなる。
それでも
「社会人なんだから」
「みんな我慢してる」
そう言い聞かせて、今日も無理やり準備をしていませんか。
実はこの状態、珍しいことではありません。
真面目な社会人ほど、限界に近づいたときに同じ気持ちになります。
この記事では、仕事に行きたくないと感じている限界な社会人が、今日1日を少しだけラクにする対処法10選を紹介します。
前向きになる必要はありません。
気合も根性もいりません。
「今日を乗り切る」ことだけを目的にしています。
仕事に行きたくないのは甘えじゃない

仕事に行きたくないと感じる人ほど、責任感が強い傾向があります。
- 周りに迷惑をかけたくない
- ちゃんとやらなきゃと思っている
- 嫌でも我慢するのが当たり前だと思っている
だからこそ、限界まで自分のつらさに気づきません。
「行きたくない」という気持ちは、心がこれ以上無理をしないように出しているサインです。
甘えではありません。
【体験談】職場に「嫌いな人」がいて仕事に行きたくなかった

私が仕事に行きたくなかった一番の理由は、職場にどうしても苦手な人、正直に言えば「嫌いな人」がいたことでした。
毎日顔を合わせるだけで気を遣う。
話しかけられると、内容よりも言い方が気になってしまう。
何気ない一言でも、心の中にずっと引っかかる。
大きなトラブルがあったわけではありません。
周りから見れば、普通の職場だったと思います。
それでも私は、
「今日はあの人と関わらずに済むだろうか」
そんなことを考えながら朝を迎えていました。
次第に、仕事そのものにも集中できなくなり、「この仕事が嫌いなんじゃないか」と思うようになりました。
当時は、「嫌いな人がいるくらいで行きたくないなんて甘えだ」そうやって自分を責めていました。
今振り返ると、嫌いな人がいる環境に毎日身を置くこと自体が、大きなストレスだったのだと思います。
限界が近いときに出やすいサイン

こんな状態が続いていませんか。
- 朝だけ異常につらい
- 日曜の夜になると気分が落ちる
- 仕事のことを考えると憂うつ
- 小さなことで疲れる
これらは「まだ頑張れる」ではなく、すでに頑張りすぎているサインです。
仕事に行きたくない“今日”をラクにする対処法10選

① 今日は「最低限でいい」と明確に決める
仕事に行きたくない日は、無意識に「ちゃんとやらなきゃ」と自分を追い込みがちです。
そこで朝の時点で、こう決めてください。
- 今日は60点でOK
- 全部終わらなくていい
- 叱られなければ合格
「ちゃんとやる日」と「耐える日」は違います。
今日は耐える日でいい。
② 行く前に“やる気を出そう”としない
音楽を聴いたり、前向きな言葉を探したりすると、逆に「やる気が出ない自分」を責めやすくなります。
- やる気は不要
- 感情は整えなくていい
行動だけ先に出すほうが、結果的にラクです。
③ 朝の準備を「考えない仕組み」にする
仕事に行きたくない朝は、判断するだけでエネルギーを消耗します。
おすすめは、
- 着る服を固定
- 朝食を固定
- 出発時間を固定
「何も考えなくていい朝」を作るだけで、会社に行くまでの消耗が減ります。
④ 「今日は早く帰ってもいい」と心の中で許可する
実際に早退しなくても構いません。
- 無理なら帰っていい
- 最悪、途中で逃げてもいい
逃げ道があると思えるだけで、不思議と1日を耐えやすくなります。
⑤ 出社したら、まず一人になれる場所に行く
席についてすぐ仕事を始めなくてOKです。
- トイレ
- 給湯室
- 外の空気
5分でいいので、誰にも見られない場所で呼吸を整える時間を作ってください。
⑥ 今日やることを「3つだけ」書き出す
ToDoを増やすほど、気持ちは重くなります。
- 絶対やること1つ
- できたらやること2つ
1つ終われば今日は成功。
それ以上できたら上出来です。
⑦ つらい理由を“今日は考えない”
「なんでこんなにつらいんだろう」
と考え始めると、余計に苦しくなります。
原因分析は、元気な日にやるものです。
今日は
- 考えない
- 判断しない
- 深掘りしない
それでいい。
⑧ 昼休みは意識的に情報を遮断する
昼休みにやりがちなのが、
- SNSを見る
- 他人の充実した投稿を見る
これは確実にしんどくなります。
昼休みは
- 何も考えない
- 比べない
回復の時間に使いましょう。
⑨ 「今日1日だけ」と時間を区切る
仕事がつらいときほど、
- この先ずっと
- 今月も
- 来年も
と考えてしまいます。
でも考えるのは今日1日だけで十分です。
⑩ 本当につらいなら「休む」という選択肢を消さない
行くか、休むか。
どちらも間違いではありません。
- 休む=逃げではない
- 限界を超える前に止まるのも大切
「いつでも休める」と思えること自体が、心の安全装置になります。
仕事に行きたくない日にやってはいけないNG行動

NG① 無理にポジティブになろうとする
「前向きに考えよう」
「気にしすぎだよ」
こうした言葉は、つらい状態のときほど逆効果です。
- 気持ちはコントロールできない
- 無理に上げる必要はない
👉 今日は淡々と過ごす方がラクです。
NG② 「自分が弱いだけ」と責める
仕事に行きたくない理由を、自分の性格のせいにしていませんか。
- 我慢できない自分が悪い
- もっと強くならなきゃ
これは一番消耗します。
👉 環境が合っていないだけのことも多いです。
NG③ SNSで他人と比べる
仕事がつらい日にSNSを見ると、
- 楽しそうな人
- 充実している同世代
が目に入ります。
👉 比較すると、自分のしんどさが何倍にもなります。
NG④ 仕事の悩みを一人で抱え込む
「こんなことで相談していいのかな」
そう思って黙ってしまう人ほど限界になります。
- 誰かに話す
- 書き出す
それだけでも、気持ちは整理されます。
NG⑤ 休むことを“負け”だと思う
休む=逃げ
そう思って無理をすると、回復が遅れます。
- 休むのは調整
- 止まるのも選択
👉 壊れてからでは遅いです。
NG行動を避けるだけでも、今日はラクになる

仕事に行きたくない日は、何かを「頑張ってやる」よりも、「やらなくていいことを減らす」方が大切です。
- 無理に元気を出さない
- 自分を責めない
- 他人と比べない
これだけで、心の消耗はかなり減ります。
仕事に行きたくない今日を一人で抱え込まないで|限界なときの対処と相談先
仕事に行きたくない日、つらい日があるのは決して珍しいことではありません。
今日できることは、まず「やり過ごすこと」。
- 最低限だけやる
- 逃げ道を自分に作る
- 一人になれる時間を持つ
それだけで心は少しラクになります。
それでも、どうしてもつらくて悩みが整理できないときは、第三者の力を借りるのも手です。
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今日のつらさを無理に抱え込まず、小さな一歩を踏み出す手段のひとつとして試してみてください。
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