「また私に頼んできた…」「なんでいつも自分だけ雑用をやらされるの?」
職場でコピーやお茶出し、片付けなどの雑用やちょっとした仕事をよく頼まれる人は、そう感じたことがあるのではないでしょうか。
この記事では、以下のような悩みを解決します:
- いつも仕事を頼まれてストレスがたまる
- 断るのが苦手でいつも引き受けてしまう
- 頼まれないための方法を知りたい
職場で“都合のいい人”になってしまわないように、頼まれやすい人の特徴と、ストレスを減らす対処法を紹介します。
仕事を頼まれることのデメリット

仕事を頼まれることのデメリットを紹介します。
自分の仕事が遅れる
急に仕事を頼まれるため、頼まれた仕事を優先してしまうと自分のしなければいけない仕事が遅れてしまいます。
時間に余裕がないと自分の仕事も時間内にしなければならないという焦りが生じ、ミスが起きやすくなってしまいます。
自分の仕事の時間が失われるためどこかで時間を取り戻すことが必要になりストレスが溜まります。
追加の仕事になる
自分の行っている仕事の追加の仕事となるためその分、労力も追加になります。
一つ一つは簡単な仕事でも量が増えると一つ一つの仕事をこなしていくのに精神的にも疲弊してしまいます。
多くの仕事をしているからといって、多少評価してくれる人はいてもなんでも仕事をこなしていると便利屋のようにどんどん仕事を頼まれる恐れがあります。
今後も頼まれ続ける
一度、仕事を引き受けてしまうと都合のいい仕事を頼みやすい人になってしまい、今後も仕事を頼まれやすくなります。
雑用や面倒な仕事ばかりを頼まれるため、ストレスが溜まります。
また、急に仕事を頼まれるので仕事の集中力が欠けてしまい、話しかけられるたびにまた仕事を頼まれるのかなと不安になります。
仕事を頼まれやすい人の特徴とは?

仕事を頼まれやすい人の特徴を紹介します。
仕事ができる人
難しい仕事を頼むときは、自分より仕事ができる人に頼みます。
例えば、パソコンが出来ない人がパソコンについて聞こうと思ったとき自分よりパソコンに詳しい人に頼みます。
なんでも仕事ができる人は、様々な人から仕事を頼まれることが多くなります。
評価されるのはありがたいですが、これくらいの仕事は自分でやってほしいと思ってしまうこともあります。
責任感が強い人
仕事を頼む人は最後まで責任を持って仕事をこなしてくれる人に仕事を頼みます。
責任感がない人が仕事を最後までこなさないと仕事を依頼した人が困ってしまいます。
責任感が強い人が仕事を頼まれるとたいへんでも最後まで仕事をこなしますがストレスが溜まってしまいます。
仕事を断ることが苦手な人
仕事を依頼する人は断られることが嫌なため人を選んで断ることが苦手な人に仕事を頼みます。
一度、仕事を引き受けてしまうと断ることが苦手なため再び仕事を頼まれることがあります。
仕事を頼まれることが嫌な場合は、時には断る勇気も必要です。
性格が優しい人
性格が優しい人は、仕事を断るときも相手に丁寧に柔らかく断るので、嫌な印象を持たれません。
そのため、一度断っても再び、仕事を頼まれることがあります。
優しい人は、相手に嫌な印象を与えない代わりに仕事を頼まれるといったデメリットがあります。
また、優しいので嫌な仕事であっても、ストレスは溜まりますが引き受けてしまう傾向があります。
職場で仲が良い人
仕事を頼む人は、普段、会話を交わさない人よりもよく話す人の方が仕事を頼みやすいです。
普段から会話を交わしているので、どんな人か分かるので仕事を頼みやすいのです。
仕事上でのみ仲が良い場合は、プライベートの付き合いもないため、なおさら仕事を頼まれやすくなるでしょう。
仕事で話す人がいることは良いですが、仕事を頼まれるだけの関係になってしまうとつらくなります。
仕事を頼まれないための対処法5選!

仕事を頼まれないための対処法5選を紹介します。
仕事の締め切りギリギリに報告する
仕事を頼まれて遂行している場合は、早めに完成させて報告してしまうとこの人は仕事が早いなと思われて、また次も頼もうと思われてしまいます。
仕事を頼まれないようにするには、仕事が早く完成しても締め切りのギリギリに終わったことを報告するようにしましょう。
また、仕事が終わったことを早めに報告するともっと良くなるように修正を求められることもありますので注意が必要です。
嫌々引き受ける態度を出す
年上や上司に仕事を頼まれるときに、直接断ることが難しい場合態度で示す方法があります。
返事を小さい声でしたり、嫌々な態度を表現したりすると次回から仕事を頼まれることも減るでしょう。
しかし、あからさまに迷惑をかけるような態度でいると周りからの印象が悪くなるのに加え、評価も下がってしまうので、ほどほどにしておく方が無難です。
忙しい雰囲気を出す
仕事を頼まれても忙しくて今は対処できない雰囲気を出しましょう。
忙しそうにしていれば仕事を頼む人も頼みづらいはずで、遠慮するでしょう。
忙しくて仕事が回らないといった状況では、忙しいのでこの仕事を減らしてもらえますかと相談してみましょう。
あわよくば今行っている面倒な仕事を減らすことができるかもしれません。
クオリティをあえて下げる
頼まれた仕事を高いクオリティでしてしまうと相手を喜ばせてしまい再び仕事を頼まれます。
頼まれた仕事は、最低限の仕事だけにするように留めておき、なるべくストレスを溜めないようにしましょう。
逆にクオリティの低い仕事をした方が次の時に仕事を頼まれる可能性が低くなります。
勇気を出して断る
仕事を頼まれて相手に気を使ってしまったり評価を上げたいと思ってしまうと断りづらくなります。
仕事を頼まれてつらい思いをするなら思い切って勇気を出して断ることも大切です。
断る理由としては、忙しい、体調不良、家庭の状況などを出すと相手も受け入れざるを得ない状況になるでしょう。
実は「損」をしている?頼まれ続けるリスク

仕事を頼まれる人は、現実として「損」をしてしまう場合が多いです。
仕事を頼まれることの現実を紹介します。
仕事が増えても給料は増えない
会社内で仕事を増えたことによってしっかりと評価がされる会社は良いかもしれません。
しかし、評価をするのは上司であり、人間です。
仕事を増えたことを尊重しない上司や仕事より感情が入ってしまったりして100%誰もが納得できる評価をしてもらえる確率は低いでしょう。
仮に良い評価がされたとしても月に数千円~数万円上がる程度でしょう。
多くの仕事をこなし精神的な負担を考えると給料の増加の割り合いにあわないかもしれません。
雑用が中心になる
仕事を頼まれて引き受けても評価する人はごくわずかで、中には面倒な仕事は全部頼んでしまおうという人もいます。
頼まれる仕事は簡単ではあるけれど気を使ったり、体力を使ったりの精神的につらい仕事が集まりやすいです。
結果的に面倒な雑用ばかりの仕事をやらされるようになって、仕事のモチベーションが下がってしまいます。
年上や上司から仕事を頼まれるとなかなか断れないのが現実です。
忙しい人と暇な人の二極化が進む
仕事を頼む人は、他の人に仕事を頼まないのに自分だけが頼まれるということがあります。
仕事を頼む人も断られる人やすぐ機嫌が悪くなるような人には頼みにくいため仕事を頼みません。
そのため、仕事を断れない頼みやすい人のところだけに仕事が集まります。
他の人は定時で退社するのに自分だけが忙しく残業になってしまうといった状況になりストレスが溜まります。
忙しい人が暇な人を横目に仕事をしなければならない状況はつらいものがあります。
ストレスを抱えない働き方へ
職場で頼まれごとを引き受け続けるのは、一見いい人のように見えて、実は損をしている場合があります。
勇気を出して断ること、頼まれない雰囲気づくりをすることは、自分を守る手段の一つです。
あなたの時間と心の余裕を守るために、ぜひ今回紹介した方法を取り入れてみてください。
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