世の中が24時間稼働している現代において、コンビニ、飲食店、ホテルスタッフ、病院、介護、コールセンターなど夜勤がある仕事はたくさんあります。
正社員ではなくても夜勤のバイトをするという人もいます。
夜勤のメリットというと給与が高いことが一番に思い浮かびますが、昼と夜の逆の生活がきついなどのデメリットもあります。
仕事で夜勤をすることのメリットとデメリットを紹介します。
また、夜勤に向いてる人の特徴10選を紹介します。
夜勤の仕事
夜勤は、夜間に仕事をすることで時間帯は午後10時～午前5時まで働くことです。
夜勤の勤務は、通常よりも賃金が25%割増することも法律で定められています。
多くの仕事に夜勤があるので紹介します。
看護師や医療スタッフ
夜間も病院や医療施設で患者のケアや急患対応が必要です。
看護師や医療スタッフは夜勤で患者のモニタリングや治療を行います。
24時間体制で患者の緊急ケアを提供する救急医療施設や救急室での看護師や医療スタッフによって医療が成り立っています。
セキュリティスタッフ
ビルや施設のセキュリティを担当するスタッフが夜間に配置されます。
夜勤のセキュリティスタッフは、施設の安全を確保し、巡回や監視を行います。
トラブルや問題があれば夜間でもかけつけます。
製造業や工場
一部の製造業や工場は24時間稼働しており、夜勤の労働者が生産ラインや設備の監視、保守、作業を担当します。
昼の稼働だけでは生産が追い付かない場合や午前中に納期がある食品などの場合は、夜勤をやらざるを得ません。
給料は上がりますが体への負担は大きいでしょう。
小売業
一部の小売業では、夜間に商品の陳列や棚卸し、清掃作業が行われます。
これにより、店舗は朝から整頓されて営業を開始できます。
お客さんがいない夜間にしか作業ができないことが多いです。
交通機関
バス、列車、航空機などの公共交通機関は夜間も運行しています。
ドライバーや乗務員は夜間の運行を担当します。
お客さんのニーズに合わせての運行になります。
夜勤のメリット
夜勤のメリットを紹介します。
給与が高い
労働基準法で夜勤の給与は、25%割増することになっています。
例えば、日勤で時給1,000円であれば、夜勤は時給1,250円になります。
ひと月に20日間働くとなると日勤よりも4万円多く給与を受け取ることができます。
会社によっては、夜勤手当てという形で割増される場合もあり、日勤よりも給与が高くなります。
有効に昼の時間を使える
夜勤の仕事をしていると昼の時間が自由時間になります。
ショッピングセンター、飲食店、遊園地、病院、銀行など空いている時間帯に行くことができるので、待つ時間が少なく有効に時間を使えます。
また、学校の行事や昼のイベントなど有休を取らないと行けないところでも昼間に行くことができます。
通勤、帰宅ラッシュを避けられる
毎朝の通勤時や夕方の帰宅ラッシュでは、人が多く移動だけでストレスが溜まります。
自家用車で移動する場合でも、交通量が多かったりしてすぐに信号で止められるなど、スムーズに移動することができません。
夜勤であれば、比較的空いている時間帯での移動になりますので、快適に通勤、帰宅ができるでしょう。
働く人が少ないので気分的に楽である
夜勤であれば会社の役員など偉い人がいないので、気分的には楽に働くことができます。
また、一緒に働く人も少ないので、誰かに仕事の支持をされるとか電話が鳴って集中力が切れるなどといったことも少ないです。
静かな環境で仕事をすると集中でき、日勤よりスムーズに仕事が進みます。
夜勤のデメリット
夜勤のデメリットを紹介します。
体力的にきつい
人間は昼に仕事をして、夜は睡眠をとるという性質になっているため昼と夜が逆の生活をすることは身体的にも精神的にもきついものです。
昼に睡眠をとろうとしても家の生活音や近所の車のエンジン音などがして十分な睡眠をとることは困難です。
夜勤をするには十分の体力が必要となります。
体調管理がたいへん
昼と夜が逆の生活になるため、体内時計が狂ってしまいます。
食事をした後にすぐに睡眠をとらなければならなかったり、十分な睡眠ができなかったりすると体調が悪くなってしまいます。
短期的には続けられても長期になってくると大きな病気になる恐れもあり体調管理がたいへんです。
家族や友人との予定が合わない
夜は仕事をしているため、家族や友人と予定を合わせることが難しくなります。
休みの日でも夜型の生活を昼に合わせなければならないため頭がボーッとしたり体調が万全ではないことがあります。
一人でいることが好きな人は良いですが、家族や友人と過ごす時間を大切にしたい人にとってはたいへんになるでしょう。
人が少ないので忙しい時がある
日勤であれば人が多いので急なトラブルがあっても責任者や作業者などが対処することができます。
夜勤は、人が少ないことが多いのでトラブルがあっても今いる少ない人数の中で対処しなければなりません。
一人で抱える仕事量が多いと忙しくなります。
仕事の知識や対処の方法などあらかじめ身に付けて置くようにしましょう。
夜勤に向いてる人の特徴10選!
夜勤に向いてる人の特徴10選を紹介します。
夜型の生活が苦にならない人
人によっては、夜の方が活動的に仕事ができるという人もいます。
そういう人は、朝がなかなか起きれず弱いので夜勤の方が向いています。
夜型生活が苦にならず、むしろ調子が出る人は夜勤が合っているのでしょう。
臨機応変な生活ができる人
夜勤は通常、標準の労働時間とは逆のサイクルで行われるため、柔軟性や適応力が求められます。
夜勤のスケジュールは通常、柔軟で予測しにくいことがあります。
急なシフト変更や長時間労働に対しても対応できることが重要です。
静かな環境に適応できる人
夜勤の仕事は、通常の昼間よりも静かで落ち着いた環境が一般的です。
人の会話がほとんどなく、シーンとした静かな環境に適応できる人が向いています。
人によっては静かな環境の方が仕事に集中しやすい人もいます。
騒音や外部の刺激にあまり敏感でないことが望まれます。
どこでも眠れる人
夜勤をするためには、昼間に睡眠時間を確保する必要があります。
昼間は生活音があったり、日が明るかったり、十分な睡眠をとるのは困難な状況です。
神経質にならずどこでも眠れ睡眠時間が確保できるのであれば、夜勤の時も自分のペースで仕事ができるでしょう。
自己管理ができる人
夜勤では通常、管理職や同僚が少なく、自己管理が必要です。
仕事をさぼらないで生産を上げ完了することを求められます。
自発的に仕事を進め、問題に対処できるスキルが必要です。
夜間は人が少ないため助けてくれる人も少なく自分だけで問題を解決しなければなりません。
高い給与がほしい人
人より多くの給与を貰いたいと思っている人は、夜勤をすることで同じ仕事をしている人よりも多くの給与が貰えます。
高い給与を貰えることがモチベーションのため夜勤が苦になりません。
高価なものを買いたいとかたくさん貯金をした人は、同じ仕事をするなら夜勤をする方が効率的です。
一人でいることが好きな人
他の人に干渉されず、一人でいることが好きな人は夜勤に向いてる人でしょう。
家族や友人のことを気に掛ける必要もないですし、夜勤は一緒に働く人が少ないため自分のペースで仕事をしやすいです。
日勤で働くよりストレスなく夜勤で働くことができます。
人に気を使いたくない人
出来る限り人とコミュニケーションを取りたくないとか人が周りにいると気を使ってしまい少ない人数で仕事をしたいという人は夜勤の方が向いています。
夜勤であれば、役員などの偉い人がいない場合が多いので周りに気を使わず精神的に気楽に仕事ができます。
周りに人がいると話したくもないのに気を使って仕方なく話かけたり、他の人の噂話や悪口が聞こえてくることもあります。
人間関係に関しては、夜勤の方が気楽です。
体力があり健康な人
健康な体調が維持されていることが望まれます。
夜勤勤務者は、不規則な労働時間によって生活リズムが乱れがちですので、健康管理が重要です。
体に持病があったり、病気があると体力的にもたないので強い精神力も必要です。
ストレスの耐久性がある人
夜勤の仕事は生活リズムの変化や社交的な機会の減少などが原因でストレスが生じることがあります。
人に影響されずに自分の道を進めるくらいの強い精神力が大切です。
体にストレスを溜めると心を壊してしまうのでストレスへの適切な対処能力が必要です。
夜勤が向いてる人はおすすめ!
夜勤のメリット、デメリットを紹介しました。
給与が高いというメリットもありますが、身体的、精神的にきついというデメリットもあります。
夜勤を正社員ではなくバイトで働くという方法もあります。
デメリットを克服できるくらい夜勤が向いてる人は、夜勤が苦にならない人もいます。
夜勤を考えている人はメリット、デメリットを理解した上でどのように働いていくかを考えてみましょう。
夜勤がある仕事も考慮した上で転職サイトより仕事を探してみましょう。
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