職場で自分にだけ仕事が集まり、やることが多いので負担が大きく不公平と感じてしまうことがあります。
上司が他の人には仕事を振らないのになぜ自分にだけ仕事を任せられるのだろうと疑問に感じることもあります。
仕事が集まってくる人には原因があり、仕事ができる人や優秀な人に仕事が集まることは仕方のないことなのですが、あまりにも負担が大きいとストレスが溜まり、仕事のモチベーションが下がってしまいます。
また、自分だけ仕事量が多いとキャパオーバーで忙しくて回らなくなり、残業になってしまったり、休日出勤になってしまうこともあります。
自分だけに仕事が集まる理由を紹介します。
また、自分だけに仕事が集まる時の対処法5選を紹介します。
自分だけに仕事が集まる理由
自分だけに仕事が集まる理由を紹介します。
上司に期待されている
上司に期待されていることで多くの仕事を任されます。
上司も効率よく業績を上げたいですし、仕事を成功させるにはある程度のスキルを身に付けた人じゃないと仕事が回りません。
多くの仕事が回ってきても自分にとってやりたい仕事、スキルアップできる仕事を選ぶようにしましょう。
上司に利用されているなと感じる仕事はしないようにしましょう。
優秀で仕事ができる
周囲の人より優秀で仕事ができると頼りにされて仕事量が増えるようになります。
自分の仕事をしていても途中で仕事をお願いされたり、急な連絡がきて業務を頼まれたりすることがあります。
周囲に頼られることはやりがいがあり嬉しいものですが、会社から正当な評価を受けているかを確認することが必要になります。
また、便利屋として利用されるようであれば仕事を断るようにしましょう。
仕事を断ることができない
仕事を頼まれても断れず、次々と仕事を引き受けてしまう人がいます。
優しい性格のため仕事の頼みを断ることが申し訳ないと思い、これくらいならいいかと引き受けてしまいます。
一度、仕事を引き受けてしまうと仕事を引き受けてもらいやすい人と認識され他の人にも仕事を頼まれてしまいます。
仕事を頼まれても、うやむやにせずできないならできないときっぱり断ることが大切です。
部下に仕事を任せられない
仕事はチームで行うものなので、部下に仕事を任せることも大切です。
しかし、自分で仕事をする方が効率がいいとか教えることが手間で面倒だと感じて全部自分でやってしまうとキャパオーバーになってしまいます。
部下に仕事を教えることが最初は面倒でも会社全体で見ると力が合わさってさらに会社に貢献できるはずです。
部下をマネジメントする能力も身に付きますし、教育することにも貢献できます。
仕事を頼まれやすい
威圧的で文句ばかり言う人には仕事を頼みにくいですが、ひ弱で何でも受け入れてくれる人には、仕事が頼みやすいです。
面倒な仕事や雑用の業務は、ひ弱な人に集まる傾向があります。
仕事のストレスも多いですし、仕事にやりがいが持てないと成長もしないでしょう。
仕事が一人に集まるデメリット
仕事が一人に集まるデメリットを紹介します。
その人が退職すると業務が分からなくなる
一人に仕事が集まると最初は、やりがいを持って仕事をしてくれていたとしても長く続くと、なぜ自分だけ仕事量が多いのかと疑問を持つようになり、疲弊していってしまいます。
会社が嫌になり退職してしまうとその人にしかできなかった業務があり、残された社員では分からなくなる恐れがあります。
仕事は協調性を持ってみんなで取り組むようにしましょう。
不公平感を感じる
一人に仕事が集まると精神的、身体的に疲弊して不公平感を持ってしまいます。
仕事量が多くても少なくても給与は一緒で自分だけが負担を背負わされていると仕事が嫌になってしまいます。
会社の雰囲気や社員同士の仲も悪くなるので、上司が仕事の割り振りの見直しをしたり、外注にできる仕組みを作るようにして、一人に負担がかからないようにしましょう。
仕事のモチベーションをなくす
一人にかかる負担が大きく休憩も取れない、休日も出勤という状態が続くと仕事が嫌になり仕事のモチベーションをなくします。
社員同士での仕事量が大きく不均衡な場合でも仕事のモチベーションをなくします。
仕事ができる人や優秀な人には仕事が集まりやすくなりますが、他の社員で手助けや協力をして一緒に仕事ができる仕組みにしなければなりません。
会社内で不満や文句が出てくる
社員同士や部署同士で仕事の内容が違うので仕事に偏りが出ることは仕方がありません。
しかし、仕事のしていない人や部署があると不公平感を感じて会社内で不満や文句が出てきます。
仕事のしていない人や部署だとなかなか業務の成果がでないので、見ている人はイライラしてしまうでしょう。
失敗やミスが増える
一人に仕事が集まり仕事量を超過してしまうと精神的、身体的に疲れて集中力が切れてしまいます。
仕事の集中力が切れると業務で失敗をしたりミスが増えたりします。
業務での失敗やミスは会社にとって損失になり、お客さんから信頼を損なうことになってしまいます。
一人で多くの仕事を抱え込まないように仕事を割り振ったり、他の人に仕事を手伝ってもらえるようにしましょう。
一人に仕事が集まる末路
一人に仕事が集まる末路を紹介します。
過労でストレスが溜まる
一人で多くの仕事をこなすことは、過労やストレスの原因となります。
長時間働くことは健康に悪影響を与え、ワークライフバランスが乱れる可能性があります。
健康に悪影響を与えると働くことができなくなってしまいます。
品質が低下する
一人で多くの仕事を抱えると、仕事の品質が低下する可能性があります。
十分な時間やリソースを確保できないため、急いで仕事をこなすことになり、ミスが生じる可能性が高まります。
会社の評判を落としてしまうことになりかねません。
専門性の欠如
一人で様々な業務をこなす場合、特定の分野に深い専門知識を持つことが難しくなります。
これが続くと、専門性の欠如が業務全体に影響を及ぼす可能性があります。
会社の業績を伸ばすことが難しくなるでしょう。
チームワークの阻害
仕事が一人に偏ると、チームワークが妨げられる可能性があります。
他のチームメンバーとの連携や情報共有が不足すると、プロジェクト全体の進捗に悪影響を与えます。
チームの士気も下がってしまうでしょう。
退職や離職のリスク
過重な業務負担が続くと、労働者のモチベーションが低下し、退職や離職のリスクが高まります。
組織は人材流失による損失を受ける可能性があります。
従業員が働きやすい職場を目指すようにしましょう。
イノベーションの制約
一人で多忙な状態が続くと、新しいアイデアやイノベーションに取り組む余裕がなくなります。
これが継続すると、組織の競争力が低下する可能性があります。
これからの時代、会社がイノベーションを起こせないと事業の継続が困難になってしまいます。
自分だけに仕事が集まる時の対処法5選!
自分だけに仕事が集まる時の対処法5選を紹介します。
他の人に仕事を任せる
何から何まで自分一人で仕事をこなす必要はありません。
自分だけで負担を抱えてしまっては、精神的に辛くなってしまいます。
自分でやるべき仕事は自分でやらなければなりませんが、自分ではなく他の人でもできる場合は他の人に仕事を任せるようにしましょう。
よくあるのが、他の部署の仕事まで自分で抱えてしまう人がいますが他の部署の仕事はその部署の人に任せて間に入らないようにしましょう。
仕事を頼まれても断る
仕事を頼まれて断ると申し訳ないと思ったり、嫌われたりしたくない、文句を言われたりしたくないという気持ちがあって仕事を引き受けてしまうことがあります。
いつまでも仕事を引き受けてばかりいると自分が苦しむだけです。
仕事を頼まれても断る勇気を持ちましょう。
「今は仕事が忙しくて」や「他の仕事を抱えていて」などやんわり断るようにする技術を身に付けましょう。
上司に相談をする
仕事が自分だけに集まってくるとどこかで辛くなって仕事をこなすことができなくなってしまいます。
自分のプライベートの時間や精神を削ってまで仕事をすることはありません。
上司に仕事が集まってきてこなすことが困難であることを相談しましょう。
上司も考えて他の人に仕事を割り振ったり、効率化を考えたり、不要な仕事を削ったりと対策をしてくれるでしょう。
直属の上司に相談しても解決しない場合は、さらにその上の上司に相談するようにしましょう。
完璧主義を捨てる
仕事を必要以上なクオリティーに仕上げようとすると一つの仕事に時間と労力が奪われ効率が悪くなります。
一つの仕事を100%に仕上げるのではなく70%~80%くらいでいいやと思うくらいにしてどんどん仕事を完了させていきましょう。
自分の能力も上がりますし、会社からも必要とされる存在として認められます。
転職をする
自分だけが多くの仕事をしていて会社として改善の見込みがないと判断したら、その会社に居続ける必要はありません。
新たな仕事を探して転職をしましょう。
今では、インターネットで転職ができますし、他の会社の情報を知るだけでも自分の考えが変わるかもしれません。
自分の仕事は自分でコントロールしよう!
自分だけに仕事が集まる理由と対処法5選を紹介しました。
仕事ができる人や優秀な人には仕事が集まりやすい傾向がありますが、何でもかんでも仕事を引き受けてしまうといつかキャパオーバーになり、仕事をすることが嫌になってしまいます。
他の人に仕事を任せたり、勇気を持って仕事を断ることが大切です。
有意義に仕事ができるように自分で自分の仕事をコントロールしましょう。
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