「この会社、もしかしてブラック企業かも…」
そんな不安を感じたことはありませんか?
ブラック企業は長時間労働・サービス残業・パワハラなど、心身に大きな悪影響を与える職場です。
本記事では、
- ブラック企業の具体的な特徴11個
- 働いているときの対処法10選
- 就職・転職前に見抜くポイント
を徹底解説します。
ブラック企業とは?意味と定義

ブラック企業とは、従業員を過酷な労働環境で働かせる企業のことです。
典型的な特徴は次のとおりです。
- 違法な長時間労働・残業
- 残業代未払い(サービス残業)
- パワハラ、モラハラ
- 離職率が異常に高い
企業の見かけや業種に関係なく、どんな会社でもブラック企業になり得ます。
ブラック企業の特徴11選!

ブラック企業の特徴11選を紹介します。
休みが極端に少ない
休みが少ないと仕事に携わる日が多く精神的、身体的に負担が大きくなります。
完全週休二日制の企業も多くなっていますが、なかなか対応できていない企業もあります。
年間休日日数が120日くらいあれば多い方で、90日くらいだと少ない企業でしょう。
長時間のサービス残業
残業が多いと仕事に関わる負担が増えます。
夜21時まで残業があると仕事の後、帰って食事と風呂に入って寝て、またすぐに会社に行かなければならないということになります。
毎日、毎日そのような状況が続くと体や心が耐えられなくなり、朝起きることができなかったり、仕事のミスが増えたり、仕事のやる気が起きません。
月に60時間を超える残業時間があると耐えられなくなってしまうでしょう。
ブラック企業では、退社時間になっても多くの人が帰るそぶりが見られず残業することが当たり前の状態になっているところもあります。
残業代が支払われない
残業しているのに残業代が支払われていないと会社として問題があります。
サービス残業と言われるものでどれだけ働いても給与に反映されることがありません。
残業しているのにタイムカードを定時に切らされて残業していないことになっていると会社としては悪質なので、早めに対処した方がいいでしょう。
休日出勤が常態化
勤務時間内に仕事が終わらず休日出勤をしなけらばならないこともあります。
会社が従業員を休ませるために人を募集したり、他の日に代休を与えてくれたりと働きかけてくれればいいのですが、改善がみられないといつまでも休日出勤をしなければなりません。
予定を立てていたのに急に休日出勤をしなければならなくなると気持ちが沈んでしまいます。
また、休日に強制参加の会社行事を行うことも辛いでしょう。
有給休暇が使えない
有給休暇は、従業員が好きなタイミングで取れる休日です。
しかし、ブラック企業では、有休休暇を取らせてもらえず、結局使用期限が過ぎて使えなかったということもあります。
今では、年間に5日は有給休暇をとらなければならないので使用するようにしましょう。
給与が低すぎる
同じ業界なのに自分の会社だけ極端に給与が低い場合はブラック企業の可能性が高いです。
会社の上の偉い人だけが多く給与を貰っていて、実際に働いている従業員は給与が低いといったこともあります。
同じ業界の人がどれくらいの給与なのか把握しておくと良いでしょう。
離職率が高い
離職率が高いということは、会社に不満があったり、条件が良くなかったりしているということです。
会社の働く人数が足りていないと一人当たりの仕事の負担が大きくなり、また社員が会社を辞めてしまうといった悪循環になります。
会社が体制を改善しない限りは、解決しないでしょう。
労災・事故が多い
労災が多い会社は、管理職の教育がしっかりされていなかったり、管理の改善がない会社ということになります。
働く人の安全が守られていないと今度は自分が労災に合うのではないかと不安になったりします。
逆に労災をもみ消すようなことがあると会社として問題があります。
下請け体質で交渉力がない
下請け企業は、売上げ金額を抑えられたり、厳しい納期期限を設定されたりしても強く言うことができません。
仕事がなくなるのが怖いため、辛い状況の中でも従わなければならなくなり辛い労働環境となります。
売上げが上がらないため給与が上がる期待も薄いでしょう。
ノルマ・目標が異常に厳しい
ノルマや目標が厳しいと精神的に追い詰められて、仕事が辛くなります。
ノルマや目標が達成できないと理由を聞かれたり、なぜできないのかと罵倒されたりすることもあります。
結局、ノルマや目標を達成するために家族や親戚にお願いし迷惑をかけてしまうこともあります。
社内の雰囲気が悪く、常にピリピリ
社内の雰囲気が悪く、常にピリピリとした緊張感が漂う職場は、働く人に大きなストレスを与えます。
コミュニケーションが不足し、チームワークも乱れがちで、仕事の効率も低下します。
こうした環境では、社員のモチベーションが下がり、離職率が高くなる傾向があります。
ブラック企業で働くデメリット

ブラック企業に長く勤めることで、次のような深刻な問題が生じます。
心身の不調に繋がる
毎日、仕事で辛い思いをしているとストレスが溜まります。
メンタルが限界を超えてしまうと身体的にも影響が出てうつ病になる恐れもあります。
自分のプライベートの時間まで辛い思いをして過ごさなければならなくなります。
仕事を辞めざる得ない状況になり、立ち直るまで時間がかかったりします。
プライベートの喪失
仕事の終わる時間が遅く、毎日家と会社の往復だけの生活になります。
平日は趣味をしたり、外出をするといった時間がなく生活の充実感がないでしょう。
辛い思いをして会社に通う日々が続き、ストレスが溜まります。
生活が厳しい
残業が多く平日は仕事だけの日々になり、休日になっても出掛けたり、遊びに行こうという気力もなくなります。
また、給与が少ないと生活していくだけでいっぱいいっぱいになり、趣味に使うお金や買い物、旅行に行くお金もなく休日でも楽しみが持てません。
満足のある充実した生活を送ることは困難になるでしょう。
将来設計が立てられない
常に仕事に追われているので、急な仕事が入ったり、休日でも出勤しなければならないことがあるのでプライベートの予定を立てることができません。
仕事だけをしている生活は人生のライフイベントである結婚や子育てなど先のことを考える余裕すらないでしょう。
この生活でいいのかとだんだん精神的に追い詰められてきます。
キャリアが止まる
ブラック企業で長年働いていると時間がなかったり、給与が少なかったりして人並みに生活することが困難になります。
ストレスが溜まり精神的、身体的に限界がくると仕事をすることができなくなります。
結果、退職せざるを得なくなり充実した人生を送れなくなります。
ブラック企業で働いているときの対策10選!

ブラック企業で働いているときの対策10選を紹介します。
労働法・権利を学ぶ
労働基準法や関連法規を理解し、自分の権利を知ることが重要です。
ブラック企業の違法な行為に対して法的手段を検討することができます。
労働弁護士や法律相談機関に相談して、自分の権利や法的手段についてアドバイスを受けましょう。
時には無料の法的相談も提供されている場合があります。
労働組合に相談・加入
労働組合は、従業員の権利を守るために存在しています。
組合に加入することで、集団交渉や法的支援を受けることができます。
一人では非力ですが、組合みんなで力を合わせることによって大きな力になります。
労働基準監督署に通報
労働相談機関や労働局に相談することで、適切なアドバイスやサポートを受けることができます。
労働基準監督署は、企業が労働基準法を守っているかをチェックする行政機関です。
法律を違反している場合は、強い権限を持って企業の問題に対処してくれます。
不当な労働条件や違法行為に対処するためには、証拠が重要です。
残業代未払いや長時間労働などの具体的な事例に関するメモや写真、メールの保存など、可能な限りの証拠を集めましょう。
匿名で内部告発・通報
労働局や労働組合に直接相談することが難しい場合は、匿名で通報できる窓口が存在するか確認しましょう。
匿名通報は自身のリスクを最小限に抑えながらも、問題の露呈に役立つ場合があります。
勇気を持って匿名通報すると社会を守ることにもつながります。
同僚・信頼できる上司と協力
同じ状況に置かれている上司や同僚と連携を図り、共に問題に対処することが効果的です。
集団で声を上げることで、企業に対して改善を求めやすくなります。
会社のため社員のために改善できるように努力しましょう。
就業規則を確認
就業規則をよく確認し、自身の権利や義務を理解することが大切です。
就業規則に基づいた手続きや申し立て方法を知っておくと、問題解決がスムーズに進む可能性があります。
正しいことは正しいと自分の意見が言えるように強い精神力を持ちましょう。
メンタルと体のケア
ブラック企業で働くことはストレスを引き起こす可能性が高いです。
定期的な休息やストレス発散の方法を見つけ、心身の健康を保つことが大切です。
必要であれば専門の心理療法を受けることで、心の健康を保つことができます。
スキルアップを始める
仕事においてスキルを向上させる機会を見つけましょう。
スキルの向上が転職活動や次のステップに繋がる可能性があります。
新たな職場を見つけた際には、労働条件や給与などについて積極的に条件交渉を行い、自分の希望に近い条件を実現しましょう。
転職活動を開始する
ブラック企業で働いていると会社自体が長年、悪い環境であるため急に風土や環境が良くなることは考えにくいです。
入社してからの期間が短い社員であれば会社に改善をお願いすることもハードルが高いでしょう。
時間を無駄にしないためにも早めに見切りをつけて転職活動を開始しましょう。
次の会社でもブラック企業を選ばないためにしっかりリサーチすることが大切です。
見切りをつけて退職も検討
職場環境が改善される見込みがない場合は、無理に我慢を続けるのではなく、見切りをつけて退職を検討することも大切です。
心身に限界が来る前に、新しい道を選ぶ勇気を持つことで、より良い働き方や人生を取り戻すことができます。
自分の健康と将来を第一に考えましょう。
ブラック企業を見抜く方法(就職・転職前)

就職、転職前にブラック企業を見抜く方法を紹介します。
求人票の文言に注意
求人票には企業の実態が表れることがあります。
「やりがい重視」「体育会系歓迎」などの表現には注意が必要です。
こうしたフレーズがある場合、人手不足や厳しい労働環境を暗に示していることもあります。
甘い言葉に惑わされず、冷静に読み取ることが大切です。
年間休日・残業時間・離職率を確認
応募前に「年間休日110日以上か」「平均残業時間は月20時間以内か」など、働き方に直結する数値をチェックしましょう。
また、離職率が高い企業は職場環境に問題がある可能性もあります。
企業ホームページや求人票だけでなく、第三者サイトも活用して情報を比較するのがおすすめです。
社員の声・口コミをチェック
実際に働いている(または働いていた)社員の口コミは、職場のリアルを知るうえで非常に有益です。
口コミサイトを活用し、給与、残業、パワハラの有無などを確認しましょう。
良い評価と悪い評価の両方を見ることがポイントです。
面接時の雰囲気・質問内容
面接時の雰囲気もブラック企業かどうかを見抜く重要な判断材料です。
圧迫的な態度、不自然なほど丁寧な対応、または面接時間が極端に短い場合は注意が必要です。
質問内容が曖昧だったり、こちらの質問に明確に答えない企業にも警戒しましょう。
違和感は無視せず直感も大切にしましょう。
自分を守る選択を
ブラック企業で働き続けることは、心と体に大きな負担をかけ、将来的にも大きなリスクになります。
我慢を美徳にせず、少しでも「おかしい」と感じたら、転職という選択肢を前向きに考えてみましょう。
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